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エネファーム大阪裁判2

エネファーム大阪裁判1には次のように記しました。

「今までの被告側の準備書面や証拠でも、代理人の不勉強は明らかで、大企業(積水ハウス、大阪ガス、東芝燃料電池)でも馬鹿げた反論、まるで現場の営業レベルで聞かされるような反論でしかなく、裁判なら、もっとましな議論ができるのではないかと思っていた原告らには拍子抜けしてしまうようなものでした。」

これについて、補足します。先日、ツイッターで知った記事で大いに納得することがありました。

今中哲二氏インタビュー〈飯舘村長泥地区をフレコンバックの最終処分場にするな〉(聞き手=佐藤嘉幸) p2に次のような記述があります。
「・・その時に東京電力の弁護士から、反対尋問のかたちで質問されたんですが、『今中先生の作成された図は、目盛りがおかしい』と言われたことがあります。彼の言っていることが、最初よく理解できなかったんですが、簡単な話で、(東電弁護士は)対数を理解できていなかった。唖然としました。結局、ブレーンもいないんですよ。東京電力は、そういう弁護士をいっぱい抱えているんだと思います。サイエンスをきちんと理解できる専門家がいないから、そういった馬鹿げたことで突っ込んでくる。」「ADRもそうだけれど、裁判というのは方便の世界であって、サイエンスの世界ではありませんから」

 弁護士には文系の方が多いようですが、対数軸も知らずに、平気で自信たっぷりに専門家に反論したのですね。その度胸に感心です。確かに、弁護士は立場上、何もわからなくとも反論しなければならないのかもしれません。弁護士が十分勉強したら、被害者側の専門家の正当な主張を理解し、被害を認めざるをえなくなってしまいます。相手の土俵で戦うことの不利を考えると、「科学のど素人」に徹して、度胸だけで済ませるのがBESTなのかもしれません。だから、「不勉強」というのも相手方の方策だったかもしれないと気づきました。

 当方の裁判で、被告側は準備書面を担当弁護士が作成したのでしょうが、事業者側に専門知識のある社員がいれば、あのような馬鹿げた準備書面にはならなかったと思います。弁護士も事業者の法務部にも専門知識を持つ人はいないのでしょう、「馬鹿げたことで突っ込んでくる」ことが多く、反論するのもアホらしくなってしまったことも一度や二度ではありません。特にSハウスの弁護士は、荒っぽい論理展開に短絡的な主張など、言葉を失ってしまうほどの品の悪い準備書面を出してきました。何か面白いことを紹介したいと思いますが、大量の裁判資料から探し出すのも面倒で、またそのうちにということにします。

 当方代理人弁護士の方は「裁判官は文系が多いので、できるだけわかりやすく」を心掛け、細やかな注意を払って準備書面を書いてくださいました。しかし、準備書面や証拠には多数のグラフを使用しているので、裁判官にどの程度、理解してもらえるのか不安に思っています。特に、年度途中の土壇場での裁判長の交代は予想もしておらず、これまでの経過を知らない裁判長がしっかりと事件の本質を掴んでくれるのかどうかが気がかりです。




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2019-02-08 10:22 : 未分類 : コメント : 1 :

「ある風車被害者の独白」20 追記③

故谷口愛子さんの「記録ノート」について語る会

 

2018113日は谷口さんの3回忌で、17日に和歌山市のフォルテわじまで谷口さんの遺した風車被害の記録を読む会が開かれましたので、私も神戸から参加し、谷口さんから届いた書簡と「ある風力被害者の独白」とを持参し、参加者の方に閲覧していただきました。

谷口さんのノートは亡くなる直前まで綴られて、20冊ほどあるそうです。そのうちの約半数がご遺族のご厚意により「風力発電の被害を考える会 わかやま」に貸しだされ、会員等で回し読みをし、生前の思い出や、読後感を語り合いました。

 ノートは几帳面な字でびっしりと書かれていました。谷口さんは快活で、誰とでも気安く打ち解けられる、コミュニュケーション能力の高い方でしたので、静岡県や愛媛県、山口県の風車被害者の方、そして各方面の専門家や支援者の方々と幅広い人脈を築き、信頼関係を結んでおられました。谷口さんは、この被害に遭わなければ知るはずがなかった人とも知り合いになれたと、よく仰っていました。風車被害は、谷口さんの晩年を辛いものにしてしまいましたが、谷口さんはご自身の被害の解決だけではなく、被害周知と被害未然防止のために活躍されました。

ブログ5



今、紀美野町、有田川町、紀の川市、海南市という広範囲にわたる地域で4500W 43基の建設計画があり、それぞれの地域で建設に反対する住民運動が行われています。「
風力発電の被害を考える会 わかやま」がDVD風力発電の羽根の下で)を使って勉強会を始めたそうですが、谷口さんを始め被害者の皆さんの切実な訴えが住民の気持ちを動かし、住民の方々が熱心に活動されるようになったそうです。そして、谷口さんの記録ノートをぜひとも読んでみたいという強い要望があって、今回の会は実現いたしました。

以下は地元紙のわかやま新報の記事です。


ブログ8

2019-01-21 08:45 : 未分類 : コメント : 0 :

「ある風車被害者の独白」20 追記② 

朝日新聞記事(2017年12月29日発行)「低周波音 適切な対策を」

谷口愛子さんが亡くなったのは2016年11月。そして2017年12月に追悼文が朝日新聞に掲載されました。谷口さんが亡くなってからも、谷口さんの被害や、被害未然防止のために谷口さんがしてきた活動について報道されています。

谷口さん朝日新聞2017年12月29日 



低周波音 適切な対策を

紀美野町など生石高原周辺の22町に、国内最大級の風力発電所を建設する計画が浮上した。原発事故後「グリーンでエコ」な自然エネルギーに期待が集まる。だが、利点ばかりではない。そのことを身をもって教えてくれたのが、由良町の谷口愛子さんだ。

農業一筋で、病気一つしたことがなかった。生活が一変したのは2008年。近所に風力発電施設ができてから、昼夜振動を感じ、眠れなくなった。

11年、自宅近くに別の風車が建設されると、耳の痛みや吐き気など症状は悪化。関係者の測定で、風車から発生する「低周波音が原因と疑われた。だが事業者側は健康被害との関連を否定した。

「低周波音」の感受性は個人差が大きく、何も感じない人が大半だ。苦痛を感じる人は他にもいたが、表だって異論を唱えていたのは谷口さんひとり。地域社会から疎外されても、被害を静かに語り続けた。昨年11月、自宅で急死した。72歳。死因は循環器不全、とされた。死の数日前に書いた最後の日記はこう結ばれていた。「雨、気づくとすごい響きで頭痛い。あと10年持つかな」

新たな「被害者」が出てから」では遅い。教訓を踏まえ、新発電所には適切な対策を強く求めたい。(白木)





 

2019-01-20 16:41 : 未分類 : コメント : 0 :

「ある風車被害者の独白」20 追記①

風車被害独白」はTさんのご逝去で急な終了となりましたので、書き残したことを追記として最後の記事としたいと思います(サイト更新が現在できないので、ブログ記事としました)。

私が「ある風車被害者の独白」をTさんのお名前で書き始めたころ、まだTさんのお名前は公けになっておらず、Tさんのご希望通り名前を伏せておりました。その後、次第にTさんは実名で新聞や週刊誌、そしてDVD「風力発電の羽根の下で」(youtubeで公開中)で被害を訴えられるようになりましたので、今回はTさんを「谷口愛子さん」と実名でお呼びすることにします

 

 谷口さんは20121月、私と知り合ってから、だんだんと発声が困難になり、電話の声も絞り出すような声に変わっていきました。甲状腺ガンが声帯を圧迫しているとのことで、2014年、東京の伊藤病院で手術を受けた結果、枯れて細くなった声がドクターも驚くばかりに回復し、元の明るい澄んだ声になりました。そして、その後の定期健診にも問題はなく、元気になってあちこちで講演をされており、亡くなる1か月半前、2016年9月にも「風力発電による健康被害者の生の声を聴く会」(於伊達市2016915日、於石狩市916日、於札幌市917日)に出席され、被害体験をお話されました。それまでも地元の和歌山県を始め、岐阜県大垣市など、風力発電の建設予定地域の住民の方へ「風車が建ってからでは手遅れになる。建ってしまったら終わり。」と強く訴えられていました。自分と同じ被害を誰にも味合わせたくないという一念からです。そして、計画が中止になった時には、心からお喜びになっていました。



ブログphoto



 2016113日の汐見文隆先生を偲ぶ会で、当然、再会できるものと思っていましたが、お姿が見えず、心配をしていたその日、連絡を受け、お亡くなりになったことを知りました。その数日前にもサイト「黙殺の音 低周波音」管理人、矢田野鴉氏と電話で元気にお話をされたとも聞いていますので、突然の病でこの世を去ることはさぞかし無念だったと思います。

谷口さんは、最期まで風車被害を世間に訴えられ、立派に生を全うされました。谷口さんにとっては辛い経験で、平穏な生活を取り戻せなかったのが本当に残念ですが、多くの人の心に谷口さんの姿はいつまでも残っています。
 汐見先生とともに、風力発電の被害を訴え、その建設を阻止する活動を見守ってくださいね。


2019-01-20 16:17 : 未分類 : コメント : 0 :

エネファーム・エコウィルの低周波音でお困りの方へ

高崎エコキュート裁判のSさんから情報提供がありましたので、お知らせいたします。

「家庭用コージェネレーションシステムから生じる運転音により不眠等の症状が発生したとされる事案」に関する消費者安全調査委員会からの意見に対する対応について(経済産業省、環境省、公害等調整委員会、消費者庁)[PDF:211KB]

昨年2017年12月に消費者庁消費者安全調査委員会(事故調)はエネファーム・エコウィルの調査報告書を公表し、その際に各省庁や関係機関にも事故調から意見を提出しました。その意見に対し、各省庁がその後、どのような対応を行ってきたのかあるいは対応をしていくのかについて各省庁(経産省、環境省、公調委、消費者庁)からの回答があり、2018年10月に公表されました。

 経産省は、製造事業者や販売事業者を指導し、それぞれ改善にむけて対応しているということでありますが、現実には事業者は被害を認めることはなく、一旦被害にあえば、その解決は非常に難しいことには変わりがありません。

 また、上記文書には、「消費者生活センターは・・・測定や移設交渉について自主交渉のための助言や情報提供の等の相談対応を行っている」とありますが、これには違和感のある方も多いのではないでしょうか。事故調も消費者センターも被害者には冷たい態度をとっています。
「参照値以下であっても慎重な判断を要する場合があることにつ いて詳細に説明しており・・・」とありますが、いまだに「参照値以下で問題はなし」が横行していますし、「現地での丁寧な説明や、故障・劣化部品の交換や制振遮音材等の防音対策部材の設置、夜間運転停止 モードの設定等の対応を行ったことで、約 9 割の 307 件がお客様に引き続きご使用いた だく形で解決済である。 」については、夜間運転停止モードにしてもらえずに避難されている方が現にいらっしゃいます。

 各省庁からの回答とは実態が異なることを被害者の皆様から事故調にお伝えし、事故調の更なるフォローアップを望みたいと思います。また、この回答のように事業者や自治体にきちんと対応するよう、この消費者庁事故調の文書を交渉の手段に使っていただければと思います。 


  エコキュートは2014年12月に事故調の報告書が出て、その後も何度かフォローアップがなされましたが、被害未然防止にも被害の解決にも役には立たず、いまだに家を失い、放浪したり、訴訟に訴える方もいらっしゃいます。エコキュートの二の舞にならないよう、調査を意義あるものにするためにも、厳しく動向を見ていってほしいですね。そのためには、事故調が被害者の生の声を聴くことも必要だと思います。事故調はエコキュートやエネファームに関わった職員の方が皆様、他部署に異動されたようで、現在は「調査は終了しました」というような、けんもほろろの対応と聞いています。


2018-12-21 00:57 : 未分類 : コメント : 0 :
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